2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧
「暗殺の年輪」との比較の関係で、再び『蝉しぐれ』を読みました。藤沢周平の文章のうまさについては、愛好者はすでに十分に承知のことでしょうが、三読・四読となると、単にストーリーを追うだけでなく、文章を味わうように読む楽しさがあります。 たとえば…
藤沢周平著『暗殺の年輪』と『蝉しぐれ』は、物語の基本的構造が、実に良く似ていると感じます。たとえば、 (1) まず、父の死が、藩の権力争いが関係しての切腹あるいは横死である点 (2) 次に、周囲の冷たい視線の中で成長期を過ごすのですが、剣術修行に没…
文春文庫で、藤沢周平の直木賞受賞作を含む作品集『暗殺の年輪』を読みました。「黒い縄」「暗殺の年輪」「ただ一撃」「溟い海」「囮」の五編が収録されておりますが、いずれも直木賞候補作または受賞作という、なんとも豪華な、しかしまたなんとも地味な、…
1997年刊の高橋昭男著『仕事文の書き方』を読んでいる中で、コンピュータ翻訳に言及しているところが多くありました。もともと、この分野に興味を持っておりますので、日本語をコンピュータで英語にする機械翻訳の現状を試してみました。ネット上で使える機…
先の休日、ふだんの単身赴任で寂しい思いをさせている妻を慰めるために、一緒に映画に行きました。予定なしにふらりと行きましたので、映画館前であれこれ品定め。山崎豊子原作の「沈まぬ太陽」も観たかったのですが、さすがに三時間を超える大作はちょいと…
モーツァルトには、さまざまな管楽器のための協奏曲がありますが、ホルン協奏曲にはどれもユーモアと楽しさがあると感じます。とくに、この第1番、ニ長調。 好んで聴いているのは、ペーター・ダム(Hrn)、ブロムシュテット指揮ドレスデン国立歌劇場管弦楽団の…
以前から、テクニカル・ライティングに関心がありました。清水幾太郎『論文の書き方』や木下是雄『理科系の作文技術』などには、なるほど~と感心しました。また、平成の初期頃から、機械翻訳やテキストマイニング等に関心をもっておりました。 岩波新書の中…
先日、図書館で雑誌「Number」のバックナンバーを探し、「あの人のノートが見たい」という特集が組まれた、9/17号を読みました。 当方、芸能スポーツ分野の興味関心は欠落しておりますので、登場するスポーツ選手たちの顔も名前も初めての方々が多く、知って…
図書館から借りてきた本で、吉村昭『歴史を記録する』を読みました。河出書房新社から刊行された単行本で、作家が12人の著名人と対談をした記録をまとめたものです。内容は、 作家の運命~吉村文学の今と昔 (大河内昭爾) 歴史に向きあう (永原慶二) 杉田玄白…
朝の目覚しの音楽や睡眠前の音楽などで活躍中の、単身赴任アパートのミニコンポは、タイマー機能を生かした留守録音が可能です。昔はよくやったFMエアチェックを今も楽しんでいる方は、そう多くはないのかもしれませんが、NHK-FMではときどき魅力的な番組を…
朝晩は、涼しさを通り越して寒さを感じるようになりました。単身赴任先では、すでに石油ストーブを出しております。先週末に、ゆっくり自宅で休日の朝を楽しんだときに、我が家のアホ猫がひざの上にちょこんと乗ってきました。勤務日の場合は、上着にネコの…
少し前の話になりますが、出先で昼食を取ろうと、尾花沢市の高橋蕎麦屋に入りました。国道13号線を南に走る際に、尾花沢から村山方面に向かう途中の左側です。スピードが出ていると看板を見落としてしまいやすいのですが、ここは尾花沢そば街道の一号店だそ…
NECのノートPC、LavieZ(ゼロハリバートン・デザイン)は、2002年に購入当時はそこそこ便利に使っていましたが、8月21日の記事(*)にあるとおり途中でキャンセルしていた、Windows Update を始めたら、なんと延々と午前中いっぱいかかってしまいました。その間…
年齢とともに、小さな字が苦手になってきています。文庫本も、文字のポイントが大きい新装版がありがたいですし、新聞もひところよりずっと文字が大きく読みやすく改善されてだいぶなります。 ところが、音楽CDの新シリーズ発売などに際して作成されるカタロ…
講談社現代新書で、金聖響+玉木正之『ベートーヴェンの交響曲』を読みました。同じコンビで、『ロマン派の交響曲~「未完成」から「悲愴」まで』を読んでおります(*)ので、二冊めということになります。 本書の構成は、次のようになっています。 まえがき (…
佐伯泰英著『居眠り磐音江戸双紙』シリーズ第28巻、『照葉ノ露』を読みました。せっかくのエンターテインメントですので、あらすじを詳細に追うことはいたしませんで、例によって(読んだ人がわかるような)とりとめもないコメントを記すことといたします。 第…
行きつけの文具店で、BUN2 の10月号をもらってきました。隔月刊で第26号となる今号の特集は、「今から選ぶ2010年手帳」。でも、今のところ、バイブルサイズのシステム手帳で格別不満はありませんし、手帳で夢がかなうと考えるほど単純でもありませんので、手…
以前から関心を持ってはいたものの、ずっとご縁がなかったものに、万年筆のコンバータがあります。子どもの頃は、万年筆と言えば吸入式で、インク瓶の中につっこんでインクを補充したものでした。ところが、スペア・カートリッジ方式が登場し、出先でインク…
先日の山形交響楽団のモーツァルト定期で聴いたオーボエ協奏曲をきっかけに、なんとなくいろいろな作曲家のオーボエ協奏曲を集めたCDを聴いております。たとえばこのアントニオ・サリエリ作曲「フルートとオーボエのための協奏曲」。こういう音楽史の逍遥が…
せっかく導入した Linux ネットブックを生かしたいのと、子どもたちが帰省したときに、LAN 環境で自由にコンピュータを使えるように、自宅に無線LAN ルータを増設しました。これまでは有線LANオンリーで、「ヒモ付き」生活でしたが、今度はヒモなし生活だ、…
これはまた、そのものずばりの題名です。徳田雄洋著の岩波新書で、『デジタル社会はなぜ生きにくいか』を読みました。当方は、コンピュータやインターネット等にどっぷりと浸かった生活をしておりますが、一方で、デジタル社会は生きにくいという感覚を持つ…
クラシック音楽のオールジャンルから作曲家1人につき1曲ずつ、好きな曲を合計10曲を選ぶという試み、『私の好きな「第5番」』です。この番号以降は、シューマンとブラームスの曲が出にくいので、ちょいと寂しいのですが、それでもそうそうたる顔ぶれです。 J…
先に愛用のデジタルカメラ用にと購入したものの、ファイルシステムの不適合か、使えないことがわかり、余ってしまっていた 4GB の SDカード(*)、最近、思わぬ使い道があることが判明しました。 発端は、先ごろ購入した Dell の Linux ネットブック Inspiron …
読売オンラインの記事(*1)によれば、江戸時代の日本画家、伊藤若沖の絵に、プルシアン・ブルーが使われていることがわかったそうです。「若沖 奇想のブルー、群魚図で舶来人工顔料使用」などと題された新聞記事のほうにはカラーの写真が掲載されており、なる…
単身赴任先のコンピュータ環境ですが、使い慣れた VineLinux が便利ではあるのですが、なにせ NEC Valuestar NX (VE40H/8, 400MHz, 320MB-RAM) という、今となっては非力なマシンです。メモリ増設は済ませたものの、ウィンドウ・マネージャ gnome の動作が重…
面白く読んでいても、残念ながら途中で途絶えてしまうブログがあります。推測される原因は様々で、環境の変化で多忙になったり、スパムや無遠慮なコメント等に嫌気がさしたり、楽しさよりも義務感が勝るようになって負担感が増したり、テーマが狭すぎてネタ…
ちくま文庫で、外山滋比古著『思考の整理学』を読みました。2008年大学生協調べで、「東大・京大で一番読まれた本」という帯のコピーに、まんまと引っかかった読者の一人です(^o^)/ 本書の構成は、こんなふうになっています。 I. グライダー/不幸な逆説/朝飯…
週末の午後、妻と山形交響楽団のモーツァルト交響曲全曲定期演奏会Vol.8に出かけました。朝方の雨も上がり、午後には上天気となりましたので、余裕を持って出かけ、開場前に到着してしまいました。入り口には、なぜかテレビカメラの取材クルーが二組も待機し…
デスクトップPCでは、Ubuntu にしろ VineLinux にしろ、ほぼ満足できるレベルで、日常的に使えております。これは、製品の標準化が進み、よほど先進的なパーツでない限り、ドライバの問題は発生しにくくなっているためと思います。 これに対しノート型では、…
長年使い慣れた FMV-6450CL3(VineLinux3.2) が故障し、やや力不足の代替機に見合うディストリビューションを試してみましたが、結果的には馴染み深い VineLinux の 4.2 を、単身赴任の宿のメインとして新規にインストールして使っております。 考えてみれば…