電網郊外散歩道

音楽、読書、コンピュータ、農作業などの記録。ブログ移転によりリンクが切れている場合は検索ボックスで調べてみてください。

2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第4番」を聞く

通勤に要する時間が短くなり、帰宅が早くなったので、通勤とは別に音楽を聞いたり本を読んだりする時間が増えた。さて何を聞こうかとCDを探すのが楽しみである。今日は、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番。ベートーヴェンの五曲のピアノ協奏曲の中では、1…

宮城谷昌光『奇貨居くべし』第2巻(火雲篇)を読む

秦の策謀から和氏の璧を守り抜いたものの、疲労のあまり病に倒れた呂不韋は、藺邑で僖福の献身的な看護を受けて生命をとりとめます。ここまでが前巻のお話。 ようやく健康を回復したものの、藺邑は秦軍に包囲され、呂不韋は奴隷として陶侯・魏ゼンが建設中の…

レスピーギ「ローマの祭」を聞く

週の始まりの今日は、屈託のない音の快感、レスピーギの「ローマの祭」を聞いた。全曲が通して演奏される。 第1曲、「チルチェンセス」、ファンファーレに伴い開始されるのは、大管弦楽によるなんともスペクタキュラーな音楽だ。古代ローマの暴君ネロが、円…

宮城谷昌光『奇貨居くべし』春風篇を読む

中公文庫で、宮城谷昌光『奇貨居くべし』春風篇を読みました。帯解説によれば、「秦の始皇帝の父とも言われ、一商人から宰相にまでのぼりつめ」るとともに『呂子春秋』を編んだ人ということだそうですが、この解説から受ける印象は不義密通とか政商とかいう…

読書三昧

週末の休日、午前中は畑に出て雪で折れた倒木を始末してくたびれて、午後は読書三昧で過ごしました。ただいま読んでいるのは、宮城谷昌光『奇貨居くべし』春風篇です。面白くて、つい時間を忘れます。後日、記事にするといたしましょう。 音楽の方は、ゲーザ…

アバドの「ロッシーニ&ヴェルディ序曲集」を聞く

ロッシーニの歌劇というのはこれまであまりご縁がなかったので、その序曲にも興味を持つことは少なかったと思います。昨年、たまたま入ったブックオフで全集分売ものの「ロッシーニ&ヴェルディ序曲集」を見付け、クラウディオ・アバドとロンドン交響楽団と…

デスクトップの利用上の工夫

液晶ディスプレイを更新して、Windowsでは1280x1024で、Linuxでは古いFMVのハード的な制約から1024x768の画面で利用しているが、画面が狭くても利用の仕方で工夫できる面があることにいまさらながら気がついた。 画面が広くなることは便利なことだ。その最大…

ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」を聞く

若葉が風にそよぐ季節は、一面で五月病の季節でもあります。幸いに、愚息はホームシックにはかかっていないようで、妻の度重なるメール攻勢に「便りのないのは良い便り」と返信してきたそうな。 CDの解説書によれば、26歳のラフマニノフは五月病ならぬ交響曲…

今年のサクランボの予想

今年は雪が多く、四月になってからも積雪があるなど春が遅かったために、桜の開花も遅れ気味でした。サクランボやモモの開花も遅くなり、収穫時期もやや遅くなるものと思われます。例年、山形盆地のサクランボの適期は、尾瀬のミズバショウと同じで、六月の…

藤沢周平『用心棒日月抄~凶刃』を読む

藤沢周平の連作『用心棒日月抄』シリーズの最終巻、『凶刃』を読みました。 青江又八郎は、数年で四十となる妻由亀(ゆき)との間に三人の子がおり、近習頭取として百六十石の祿を喰む身分。かつて江戸で用心棒をしながら藩の抗争事件の解決に尽力してから16年…

文翔館を見学する

五月の晴天に誘われて、お気に入りの散歩スポットである山形県郷土館「文翔館」を訪ねました。ここは大正時代に建てられた旧山形県庁で、ほぼ十年の歳月をかけて丁寧に修復され、無償で一般公開されているものです。山形を訪ねた旅行者は、よく山寺や蔵王を…

液晶ディスプレイを更新

昨年11月に、17インチ-CRTから液晶ディスプレイにチェンジして、机上のスペースが広がり喜んでいたが、購入後5年間毎日使っていたものだけに、動作が不安定になってきた。パソコンは2台をCPU切替器で切り替えて使っているので当面の不便はないけれど、ディス…

いささか酩酊中なので

今日は、山形県郷土館「文翔館」を訪れ、議場ホールを見学。夕方に合唱団「じゃがいも」の公演が予定されていたが、急遽入った野暮な飲み会のため断念。待ち時間の間、喫茶室でアップルパイとコーヒーを注文し、藤沢周平『用心棒日月抄~凶刃』を読みました…

元生徒が恩師と話すとき~藤沢周平の場合

文春文庫で、『藤沢周平のすべて』を読んでいる。 藤沢周平は、山形師範学校を卒業後、郷里に近い湯田川中学で二年間教鞭を取った。御本人は、さまざまな対談や随筆の中で、教え子たちとの交流を語っている。最初こそ、意気ごみが空回りして悩んだ時期もあっ…

「アルビノーニのアダージョ~バロック名曲集」を聞く

最近の通勤の音楽、ジャン=フランソワ・パイヤール指揮、パイヤール室内管弦楽団による「アルビノーニのアダージョ~バロック名曲集」を聞きました。CDは、すこし前に購入していた、全集分売のもので、FDCA-803というもの。しばらくぶりに聞く音楽は懐かしく…

ワールドカップが近付くと

前回、サッカーのワールドカップが行われたのは、たしか四年前の2002年だった。あの年は、ワールドカップの日韓の試合結果を速報すると称して、添付ファイル方式のウィルスが登場したはずだ。たぶん、今年もサッカー大好き人間の弱点を突く形で、ウィルスが…

X線撮影のこと

ライラックの花盛りの今日このごろ、水田には田植えを終えたばかりの細い稲苗が風に揺れている。先日、健康診断でX線撮影を行った。バリウム世代という言葉のとおり、どろりとした白い硫酸バリウムを飲み、さまざまな角度からX線写真を撮る。どこかに異常…

もうひといき

ゴールデンウィークに資源回收があり、思い切って雑誌等を処分して、本棚に少しだけすき間ができるかと思ったら、意外にすき間はできませんでした。これまでテーブルや台の上にあった本が棚に移動しただけで、あいかわらずです。これは、もう少し抜本的な対…

シューベルト「交響曲第9番」を聞く

午後から晴れた日曜日、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団の演奏で、シューベルトの交響曲ハ長調「ザ・グレイト」D.944を聞きました。番号は第9番とされることが通例でしたが、最近は第8番とされることもあるとか。それはともかく、彼の死の半年前の…

藤沢周平『三屋清左衛門残日録』を読む

藤沢周平の作品の中で、『蝉しぐれ』や『用心棒日月抄』シリーズ等とともに実に読みごたえのある作品、『三屋清左衛門残日録』を読みました。 主人公は、先の藩主のもとで用人を勤め、長男の又四郎に家督を譲って隠居した三屋清左衛門。新藩主の好意により屋…

今、読んでいる本

このところ、藤沢周平の『三屋清左衛門残日録』を読んでいます。そろそろ終盤にさしかかり、涌井の女将「みさ」さんとの食べ物談義がおいしそう。 娘が孫の「ほにょリータ」を連れて帰って来て、にぎやかです。『ロケットボーイズ』を映画化した「遠い空の向…

シューマンの「ピアノ三重奏曲第2番」を聞く

最近の通勤の音楽は、R.シューマンの「ピアノ三重奏曲」を聞いています。三曲のピアノ・トリオの中で、暗い表情の第1番も充実した音楽ですが、とりわけ第2番ヘ長調Op.80がお気に入りです。 第1楽章、きわめていきいきと。淡い陰影はあるものの、明朗で活発な…

スメタナの「わが祖国」を聞く

五月になると、「プラハの春」が思い出されます。いえ、戦車に踏みにじられた動乱の記憶ではなく、毎年の「プラハの春」音楽祭のことです。私にとって格別の感慨があるのは、なんといっても1990年の「プラハの春」開幕コンサートです。 この音楽祭は、第二次…

故郷の山や川は

人間は年をとると幼い日々を過ごした土地の山や川がむしょうに懐かしくなるものだといいます。若い頃は、そんなものは年寄りの感傷であり、他愛のない一時的なものだと思っていました。 ある日、大叔父(祖父の弟)が当地ではかなり大きな賞を受賞することにな…

ヴェルディの歌劇「椿姫」を見る

昨日NHKの芸術劇場で放映したザルツブルグ音楽祭の演目、ヴェルディの歌劇「椿姫」を、DVDに録画していた抜粋版ですが、今日ぞんぶんに楽しむことができました。最近は、老年性早寝早起き症候群(?)と思われる症状が顕著になっており、とても夜は最後まで…

資源回收で雑誌等を処分

このゴールデンウィーク中に、毎年恒例の地域の資源回收が行われた。中学生を中心とした子どもたちが、保護者が運転する軽トラック等と一緒に資源回收に歩き、各家庭から雑誌やビン、空き缶、ダンボール、古新聞などを集める。集約場所には資源回收業者の大…

童門冬ニ『近江商人魂』(下)を読む

ゴールデンウィーク後半を利用し、童門冬ニ著『近江商人魂』下巻を読みました。こんなときでないとなかなか読めませんので、読書三昧を決め込んでいます。 織田信長の死後、柴田勝家と羽柴秀吉の後継争いが起こります。蒲生氏郷は秀吉側につくことを決意しそ…

ドヴォルザークの交響曲第8番を聞く

当地の果樹園は、ただいま一番良い季節をむかえています。モモとスモモとサクランボの花が満開、プルーンの花もいくつか咲き始め、良い香りがしています。養蜂業者が来て巣箱を置いたので、ミツバチが盛んに飛び回り、蜜を集めています。なんとものどかな田…

童門冬ニ『近江商人魂』(上)を読む

昨日、杉崎ボタニカルアート美術館を訪れた帰り道、図書館に立ち寄ってこの本を見付けた。同氏の『上杉鷹山』を読み終えたばかりで、近江商人をどんなふうに描いているのか興味があり、読みはじめた。 当地と近江商人との間には、格別の縁はないと思う。全国…

杉崎ボタニカルアート美術館

午後から、山形市門伝にある「杉崎ボタニカルアート美術館」を訪ねた。当地の地方紙に、故太田洋愛氏の原画展が開催されることが紹介されていた。かねて杉崎紀世彦・文子夫妻(*1)の細密なボタニカルアートのファンだったので、夫妻の師匠にあたる太田氏の原…