電網郊外散歩道

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F.クープランの組曲集「諸国の人々」を聞く

昨日のアルコールの影響は軽微だが、少々朝寝坊をして、コーヒーを飲みながらフランソワ・クープラン組曲集「諸国の人々」を聞く。デンオンのクレスト1000シリーズのうちの一枚で、COCO-70674~5という2枚組のCDだ。演奏は、ヨーロピアン・バロック・ソロイスツといい、ヴォルフガング・シュルツ(Fl)、ハンスイェルク・シェレンベルガー(Ob)、フィリップ・モル(Hrps)、ミラン・トゥルコヴィッチ(bn)、クラウス・シュトル(ヴィオローネ)の五人が参加している。録音は1988年(ベルリン)と89年(ザルツブルグ)においてデジタル録音されたもので、響きが豊かだけでなく明瞭でもあり、たいへんに聞きやすい。酔い覚めの頭の錯覚ではないと思います、たぶん。(^_^)/

収録された曲目は、
Disc-1
(1)第4組曲ピエモンテの人々」、ソナード 8曲、組曲 6曲
(2)第2組曲「スペイン人」、ソナード 7曲、組曲 10曲
Disc-2
(3)第1組曲「フランス人」、ソナード 8曲、組曲 8曲
(4)第3組曲神聖ローマ帝国の人々」、ソナード 6曲、組曲 9曲
の順番になっており、フルートとオーボエバスーンと対話しながら、時に明るく時に憂いを帯びた旋律を聞かせる。バックでは、ヴィオローネ(*)が低音部を受け持ち、ハープシコードはたんに通奏低音の役割を越えて、華やかにかけまわる。このへんがいかにもクープラン的に思える。

デンオンには、かつてのエラートとのつながりからだろうか、よほどフランス古典音楽が好きな人がいたのだろう。デジタル録音の最初期から、パリ・バロック・アンサンブルやパリ器楽四重奏団、ヤニック・ガイヤールやユゲット・ドレイフュスなどの演奏するクープランの音楽がカタログに記載されている。もちろん、テレマンやバッハの音楽はもっと多いが、音楽愛好者の中でクープランの占める位置はそれほど大きくはなかろうと考えられることから、カタログ内の比率としては結構高いほうではないか。愛好者には嬉しいことだ。

(*):ヴィオローネとはこんな楽器です。