電網郊外散歩道

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古いマシンを利用する雑誌記事の観点


雑誌 Linux World の7月号に、退役マシンのリベンジ・マッチとする特集があった。この手の記事は、LinuxMagazine や 日経Linux などでも一時よく取り上げた企画だが、今回はその観点が面白かった。
以前は、古いマシンでも Linux で使えますよ、という内容が中心の企画が多かったが、内容は結論的に言うと「デスクトップ用途ならテキスト編集程度、サーバとしては充分使えます」というものが多かった。
それが、今回は使用できるマシンのスペックがしだいに上がって来たこともあり、
(1)軽量デスクトップ・マシン、(2)音楽CDリッピング・マシン、(3)ネットワーク監視サーバ、(4)電子辞書サーバ
という想定で組まれている。現実的に、音楽CDリッピングをしばしば行っている世代が、中古とは言えリッピング専用マシンなどというものを別途用意できるほど経済力があるのか、という点で疑問はあるが、CDを次々と取り換えながらリッピングを先に行い、CPUの暇を見てゆっくりエンコードを行うようスクリプトを変更する、という考え方は面白い。
EPWING規格のCDを利用した電子辞書サーバというのは面白いけれども、現実問題としてインターネット上に各種の辞書がある以上、それほど専門的なものでなければ、あまり意味はないような気がする。
むしろ、PentiumII/IIIやCeleronの350~450MHzといったゾーンの、爆発的に普及しリースアップ機があふれている機種に対する「軽量デスクトップマシン」としての評価が、意外に辛いのに驚いた。
実は私の現在の主力機(FMV-6450CL3)が、まさにこのゾーンであり、絵に描いたようにぴったりあてはまるからだ。だが、GnomeKDEはもちろん、Mozillaは統合環境で重くて無理があるのかは、疑問だ。メモリを(64+256=320)MB積んだ私の環境では、起動に時間はかかるものの、スクリーンショットのように運用に特に問題はない。より快適性を求めるならば、FirefoxThunderbird等を中心にした選択肢もありますよ、というスタンスが妥当なのではないか。

私自身が使っていて感じる最大の問題点は、外部スピーカに接続したとき、常時ノイズが乗ること、すなわちサウンドカードのS/N比の悪さだ。FMV-64xxシリーズのようなビジネス用省スペース機の用途からみて、サウンドカードに音楽再生を想定してはいないのだろう。むしろ、日常的に音楽CDを楽しむためには、実際どんな工夫が必要か、といった観点がほしいと思う。