電網郊外散歩道

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なぜ飲み口が2種類あるのか


山形駅西口付近にあった水飲み場です。蛇口をひねると、上向きに水が出るタイプと、下に水が出て、手で受けて飲むタイプと、両方ついています。どうしてこんなむだなことを?と思うかもしれませんが、実は無駄ではありません。
子どもの頃、全盲の祖母の手を引いて、列車で祖母の実家に行ったことがあります。駅の新しい水のみ場が、実は上向き噴水タイプでした。でも、目の見えない祖母は、水がどこに出てくるのかわからないのです。鼻に水が入って、むせるだけ。今でも悲しい記憶です。
そのときに、思いました。目の見える人にとってはおしゃれで素敵な装置でも、目の見えない人にとっては、残酷な装置にしかならない場合もあるのだ、と。

この水のみ場は、いいですね。足元にも蛇口があり、よく考えられています。公共の水のみ場としてデザインした人の優しさが伝わるようです!